Lana ‘iʻo ka manaʻo

2021年もあと数時間となりました。
ご無沙汰しております、牧場主のAkikoです。
ここ数日の雪のため、大晦日の今日は雪かきからのスタートでした。今年は元旦も雪かきをしていましたので、雪で始まり雪で終わる1年ですね。雪が積もった牧場の景色はとてもきれいです。いつかゲストのみなさまにも見ていただけるよう、何か趣向を凝らしたイベントでも企画したいなと思います。

2019年の8月にオープンして以来"コロナ”がなかったのは初年度3ヶ月半の営業期間だけでした。昨年も、そして今年も、コロナ事情に翻弄されっぱなし。今シーズンは実質3ヶ月間しか牧場を開けることができませんでした。クローズはしていても牧畜の営みは何も変わらず、搾乳も製造も止めることはできず、動物たちにはしっかりと食べてもらい、スタッフも一生懸命仕事に取り組みます。「早く開けたい!」何度口にしたことでしょう。笑 でも苦しいのはみんな一緒。世界中の人々が一同に同じ苦を味わうということは、めったにありませんよね。

それでもそんな中で、新しくチーズを取り扱って下さるお店が増えたり、テレビで紹介していただいたり、オンラインショップにご注文をいただいたり…今年も何とか1年頑張り通すことができました。お力添えをいただいたみなさまのおかげであり、心から感謝しています。あまり良い表現ではないかもしれませんが、コロナのせいで予定していなかった新しいチーズの製造もスタートしました。今年ラインナップに加わったセミハードのカリマは最低でも2ヶ月は熟成が必要です。ミルクを無駄にしたり日持ちのしないフレッッシュシェーブルを作るのではなく「熟成させておくからその間にコロナ落ち着いてね〜」そんな気持ちからのチャレンジでした。昨年はフェタタイプのパアカイシリーズをスタートさせました。結果、おいしいチーズが生まれて万歳!です。

来年はどんな1年のなるのかなぁと考えたりもしますが、なるようにしかならない…です。自分にできることに着実にしっかり取り組むことしかできません。4月には20頭のヤギ達が出産する予定です。ゴールデンウィークまでには牧場の営業を開始したいです。それから4月から新しいスタッフが2名やってきます。牧場へ遊びに来て下さるみなさまに素敵な時間と空間を体験していただけるよう、今年以上にたくさんの方々にマウカラニのチーズとつながっていただけるよう、春に向けてしっかり仕込みをしていきたいと思います!

今年も1年、大変お世話になりました。ありがとうございました。
より良い年の幕開けとなりますよう、お祈りしています。

Lana ‘iʻo ka manaʻo... Best wishes.

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2021年大晦日のサンセット

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